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頭・手・心 偏った能力主義への挑戦と必要不可欠な仕事の未来(デイヴィッド・グッドハート)

現代では学位に裏付けられた頭脳労働が重用されている。現代人は過去と比較したときに徐々にIQが高くなるという現象(フリン効果)が知られている。そして、大学卒業以上の学位を持つ人の割合は過去に比べて非常に高くなっている。高給な職業は大...
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「豊かさ」の誕生ー成長と発展の文明史ー(ウィリアム・バーンスタイン)

人類の年率2%の成長の歴史 人類の経済は産業革命の頃から年率2%で成長してきた。現代の先進国が享受してきたこのハイペースな経済成長を説明するのが本書のメインテーマである。 有史以来、人間の社会はゆっくり成長していたもの...
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アンゲラ・メルケル 東ドイツの物理学者がヨーロッパの母になるまで(マリオンヴァン・ランテルゲム)

「アンゲラ・メルケルがいなくなったら寂しい」というような叙情的な宣言から本書は始まる。 ドイツの首相として4期16年間努めて、ヨーロッパのリーダーの中ではシンボル的な存在になっているアンゲラ・メルケル首相は次期のドイツ首相に...
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間違った医療−医学的無益性とはなにか−(ローレンス・J・シュナイダーマン)

間違った医療 2度と意識が回復することが無い患者の命を繋ぐために胃瘻を造る、不治の病の患者が急変したので大量の医療資源を投入して救命を図る、無脳症で生まれて、育つことの無い新生児に大量の医療資源を費やして生かし続ける。シチュ...
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フォン・ノイマンの哲学(高橋昌一郎)

現代文明の立役者 「最高の頭脳を持った科学者」といった話題で必ずと行っていいほど名前が上がるのが、本書の主人公のジョン・フォン・ノイマン(John von Neumann, 1903-1957)だろう。ハンガリー出身のユダヤ...
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交雑する人類(David Reich)

現代技術が明かす古代の人類史 古代の人類はアフリカで生まれ、アフリカで育ち、そしてアフリカを出たホモ・サピエンスと呼ばれる新人類は世界各地に広がって現代に至るまでに繁栄した。と、つい最近まで教えられてきたかもしれない。今この...
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ティリングハストの株式投資の原則(Joel Tillinghast)

有名な投資会社であるフィデリティのポートフォリオマネージャーである、ジョエルティリングハストの書いた投資本。こうすれば儲かる、というような書き方でなく、バリュー投資の原則を語った、いわゆるスルメ系バリュー投資指南書。 本書は...
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アフターデジタル(藤井保文、尾原和啓)

アフターデジタルなビジネスのあり方 本書は、台頭する中国の新興企業の取り組みに注目して、デジタル化黎明期から時間が経ち、変化してきた新たなビジネスのあり方を紹介する。 デジタル黎明期の新興企業は1990年代ごろから...
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日本の15歳はなぜ学力が高いのか? 5つの教育大国に学ぶ成功の秘密(Lucy Crehan)

国際的な学力テスト高得点の国々の調査 本書の著者はイギリス人の教師。世界各国で行われているPISAという教育のレベルを測定するテストの平均点でハイスコアを叩き出している5カ国を選び訪問して、どのような教育環境なのかを調査した...
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シャルリとは誰か?人種差別と没落する西欧(Emmanuel Todd)

切り裂かれつつある国民 フランスのメディア、シャルリエブドが雑誌上に掲載した、ムハンマドの風刺画への反発から、同社がイスラム原理主義のテロリストに襲撃される事件が起こったのが2015年ごろの事だった。 あの頃は、中東で...