著者のジョン・C・マクスウェルはリーダーシップの世界的権威で、原著は1999年に出版された”The 21 Indispensable Qualities of a Leader by John C. Maxwell”。組織でリーダーシップを発揮するために素晴らしいリーダーたちがどのような資質を備え、努力をしているかが描かれる。組織をパワーアップさせるために今の自分はちゃんと振る舞えているのか、また、さらに良くなるにはどうしたら良いのか、と少し背筋を伸ばして読みたくなるような気分だった。リーダーシップは必ずしも「偉い」人だけのものではなく、個々がリーダーシップの発揮が組織には重要だと思うが、本書は組織のトップか近い人向けに書かれた印象を受ける。というのも、本書で取り上げられるのは有名な組織でトップを勤めた人々のエピソードが多い。
本書で取り上げられる21の”Indispensable Qualities”と、は、人格、カリスマ性、不屈の精神、コミュニケーション能力、能力、勇気、洞察力、集中力、与える心、独創性、聞く事、情熱、前向きな姿勢、問題解決力、対人関係能力、責任、心の安定、自己規律、奉仕の精神、学ぶ心、ビジョン。である。
特に重要なのは
・自らを律して常に高めていくこと
・対人関係において周囲を鼓舞できる事
・情熱を持って取り組むこと
・行動を起こして変化を作ること
なのだと感じた。
・世界中のエリートたちがどのようにして高いパフォーマンスを保っているのか。筆者がこれまでに関わった様々な人を見て紹介する最強の働き方。
・日本の田舎でも、行動を起こし続けることで世界で名を挙げることができるということを実感させてくれるエピソード。
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