リベラルアーツの学び方 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
- 作者: 瀬木比呂志
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2015/05/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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実際に役に立つ学問としてのリベラルアーツを勧める本。サイエンスから社会科学、また、芸術、音楽にいたるまで筆者がこれまでに触れてきた中でリベラルアーツを身につけるのに役立っていると思われるものの紹介がされている。
かなりこだわりが強いのと、自分の経歴を著書の中で何度も紹介している事から自信にあふれている様子と、多少の自己顕示欲を感じた。紹介された本の中で何冊か読んだことがある本があったが、それらが非常に有名な本であって、学問の要石となるようなものであったこともあり、他の紹介されているものについても期待が持てそう。音楽に関してはやはり世代を感じるセレクション。マンガもこだわりがあって、売れ筋というよりは本当にいいと思ったものを紹介している印象であるが、手塚治虫の「て」の字も無かったのはなぜだろう、と気になった。
序盤にはなぜリベラルアーツを身につけるべきなのか、といった筆者なりの持論が展開されており、書籍としての内容としてはそちらの方が身になるだろうか。何らかのプロフェッショナルであるにせよ、ジェネラリストであるにせよ、本業+αのスキルとしてリベラルアーツを身につけた人間は他の人よりも何らかの強みを持っているはず。
数十年間もコツコツと続けた活動はきっと血となり肉となり人生を豊かにしてくれるのでしょう。自分の読書活動もよりいっそう頑張ろうと思った。何冊か紹介された作品も読んでみようと思う。フロイトやアドラーについて第三者が書いた書籍は多いが、やはりしっかり読むことができる人はまず原著からあたっているようなので、そういったものも読んでいきます。
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