わかりやすく<伝える>技術(池上彰)

 

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

 

 

NHKのアナウンサー時代に週刊こどもニュースで名を馳せた池上彰さんの書いたプレゼンテーションスキルについての本。NHK退社後もフリーのアナウンサーとして活躍している。わかりやすい解説で有名な池上さんだけに、自らの経験も交えながらポイントをわかりやすく解説している。

 

第1章 まず「話の地図」を相手に示そう
第2章 相手のことを考えるということ
第3章 わかりやすい図解とは何か
第4章 図解してから原稿を書き直す
第5章 実践編 三分間プレゼンの基本
1 原稿はこう改善しよう
2 図解の方法を考えてみよう
3 リハーサルして再調整
原稿を本番用メモに変える/パワポは一行ずつ読ませたい
第6章 空気を読むこと、予想を裏切ること
第7章 すぐ応用できるわかりやすく〈伝える〉ためのコツ
第8章「日本語力」を磨く
第9章 「声の出し方」「話し方」は独学でも
第10章 日頃からできる「わかりやすさ」のトレーニング

 

 

章ごとに1つの技術をテーマに解説が書かれる。その中でも特に強調されているのが、聞き手の理解度を熟慮した上で分かる解説の方法を考えることが非常に重要だということ。難しいニュースをこどもにも分かるように解説するにはどうしたら良いのかと10年以上にわたって考え続けた池上さんならではの語り方。つかみは全体像が分かることから話す。聞き手のレベルやシチュエーションに合わせた解説をする。図を用いる時には理解を助けるようなものを用いること、また、話し言葉も図に合わせて変更していく。言葉1つ1つの順番や、選び方だけでも分かりやすさは大きく変わってくる。中身を作るのに一生懸命で、いざ話をするときに聴衆にうまく伝えられないといった悩みがあっても本書ではの解説を愚直に守っていけばかなり良いプレゼンテーションができるようになりそう。

また、接続詞をはじめとした日本語の使い方や、発声法や情報収集についても触れている。池上さんは新聞を7誌もとり、週刊誌や月刊誌までもこまめにチェックをされているようだ。仕事とはいえ、膨大な量の情報をコンスタントに消化し続けているその勤勉さはとても参考になる。

本書は多くの人にも賞賛されているようだが、大事なことをポイントをついてわかりやすく書いており読みやすい本となっている。

 

 

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